他院残り毛

一般的にエステでの脱毛は光脱毛といって、IPL（光）系の出力の弱い機種を用います。医療機関では出力が圧倒的に強い医療レーザー機器を用いてレーザー脱毛が行われますので、少ない回数で脱毛効果が期待できます。医療レーザー脱毛は、医師の管理のもと医療機関でしか行えません。
エステとクリニックでは脱毛法が異なります。カウンセリングでは脱毛法なども説明し、肌質、毛質、残毛の量など状態を診断。その上で適したレーザー機種と出力を決定します。
炎症反応や毛の減り方を毎回確認しながら、しっかり効果を得られるよう進めていきます。

※エステとクリニックの脱毛の違いはこちらもご覧ください。

最終照射から最低2カ月～4カ月は脱毛を何もしない状態にして診断します。
毛には毛周期があるため本当に生えてこない毛と、再毛する毛を正確に把握する必要があるからです。
また、脱毛されていた時の脱毛機の種類や通われた回数なども確認します。

レーザー脱毛の場合は、しっかり処置できている毛もあるので正確な残毛状態を把握するために、なるべく最終照射から毛周期1周分を開けていただいています（※）
最終照射から２カ月程しか経っていないと、本来処置できていない毛がまだ再毛していないという可能性があるためです。
毛周期を経て生えている毛の量や毛質の薄さなども確認し、効果的な方法を組み立てます。

※毛周期（顔は3～4カ月、ワキは４～7カ月、体は8～10カ月）　詳しくはこちらもご覧ください。

●残っている毛の本数が少ない場合は、「針脱毛」を提案しています。１本ずつ確実に永久脱毛処置ができるので、早く安く仕上げられます。

●毛量が全体的にあまり減っていない、エステの光脱毛を行い全体的に再毛しているなどの場合は、当院のオリジナルメソッドでレーザー脱毛を行います。毛質に合わせたレーザー機種を選択し、適した出力を設定し、レーザー脱毛で効果を狙います。

●レーザー脱毛をされていた場合、クリニックによって医療レーザー機の種類、出力設定も異なるので、機種や出力、照射法などを駆使したオリジナルメソッドのレーザー脱毛で減毛を図ります。

最終照射から4カ月以上は何もしない状態で、再毛した毛の状態を診断・考察します。カウンセリングの際に、使用していた機種や通っていたペース、脱毛回数、どのような機種を使用してどのくらいのペース、回数を終えたか、硬毛化をし始めた時期などを確認します。

当院では医療脱毛32年の豊富な経験をもとに、硬毛化した毛に対してオリジナルメソッドで対応しています。肌質、毛質、毛量、硬毛化状態を見極め、針脱毛、当院の医療レーザー脱毛、針とレーザーの組みあわせなど、その方にベストな方法を提案しています。
硬毛化した毛に対して唯一永久脱毛ができる方法は「針脱毛」なのですが、針脱毛が確実だと判断しても予算、期間、痛みなど患者様自身のライフスタイルや状態などが関与してきますので、ご希望に沿えるよういくつかのパターンを提案しています。

ご自身の優先順位に沿った脱毛プランを提案いたしますので、安心してご相談ください。

VIOのうち特にIライン、Oラインは凸凹していたり粘膜のある部位のためとても難しい部位です。当院では熟練の技術を持つ看護師が、粘膜のキワぎりぎりまで照射しています。麻酔クリームをしっかり効かせ、皮膚を伸展させながら丁寧に照射し、少ない回数でキレイな仕上がりを目指しています。
また、個人差はありますが皮膚にメラニン色素が多い部位のため、皮膚の色を診察して適したレーザー機種と出力の選定も大切です。

色素がかなり濃く、黒ずみが強い部分には、皮膚のメラニンに反応しにくく安全性の高いYAGレーザーを用いたり、出力を調整して対応するGentleレーザーとの2機種を組み合わせてレーザー照射を行います。

照射前の剃毛も看護師が行います。剃毛もレーザー照射もかなり高いレベルの技術が必要ですが、当院の得意な部位でもあり、多くの患者様に喜ばれています。

当院では、脱毛専任看護師がカウンセリングを行い、ドクターの診察で許可が出た場合、脱毛は可能です。
アレルギーや蕁麻疹など皮膚トラブルがある方が脱毛される場合は、炎症反応が出やすい、長引くなどのリスクを伴う可能性が高いです。リスクをしっかり説明して、ご了承された方のみスト照射を行い、安全性や状態などを確認した上で脱毛を進めていきます。
医療脱毛の豊富な実績と経験に基づき、医師の診察、炎症に対する処方も行っています。

多くの症例がありますので、まずは一度ご相談ください。

毛は薄くなっているが生えてくるということは、毛根周囲の毛母細胞が破壊されずに残っていると思われるので、徐々に元の毛の状態に戻る可能性もあります。レーザーや光脱毛の刺激で、一時的に毛が薄くなっているという可能性が高いです。
本来、濃くて太い毛のほうがその毛根にあった適正な出力で照射していれば薄い毛よりも効果が高く永久脱毛になりやすいです。しかし、毛根が深かったり、出力が不足していたりすると、毛が減るのではなく毛が軟毛化して薄くなるだけという現象が生じます。

エステでは本来、毛根周囲を破壊する脱毛行為はできないので、毛量が減っていない場合は、医療レーザー脱毛で、毛根周囲をしっかり破壊して減毛させます。
以前クリニックでレーザー脱毛をされていた場合は、その時のレーザー機種を確認し、違うレーザー機種を選択し、毛根の深さに適した出力で３～４回レーザー照射します。効果が得られなければ、針脱毛へ移行します。

また、光、レーザーに関わらずVIOやヒザなどは照射するのが難しい形状の部位なので、照射もれが生じやすく、ひと固まりで毛が残っている場合があります。
当院では、照射もれを防ぐため皮膚をしっかり伸展してレーザー照射します。しっかり伸展すると皮膚の面積は約2倍に広がります。その状態で緻密に照射していき照射もれがほぼないように努め、少ない回数できれいな仕上がりを目指しています。

皮膚面積が約２倍になるので照射ショット数も当然多くなり手間もかかりますが、丁寧に確実にスピーディに、更に痛みの軽減に努めレーザー照射する技術は当院の特徴のひとつです。