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医療レーザー脱毛

施術風景

レーザー脱毛のメカニズム

まずレーザー脱毛のメカニズムを簡単に説明いたします。

レーザー脱毛のメカニズム図1

<図1>のように毛があり、毛根の先端部分には「毛乳頭」といって毛を成長させ伸ばす元があります。(図1参照)

ではこの毛乳頭を処置したら毛は生えなくなると思いがちですが、毛は抜いても抜いてもまた生えてきます。それはなぜでしょうか?
毛根の周囲にも毛を製造する毛母細胞が存在していて、毛を抜いてもそこから「毛が造られ、生えて」くるからです。

レーザー脱毛のメカニズム図2

では、どうやって毛が生えなくなるようにするかというと、
皮膚表面に生えている毛をキレイに剃り、皮下にある毛根の黒い色(メラニン)に反応する医療レーザーを照射し、黒い色だけに集中的に熱を加えて組織を破壊します。(図2参照)

その一瞬の間に、皮下にある毛は“炭”のように熱くなり、毛が伝導体となり、その熱が毛母細胞に広がって毛の“製造部”を破壊することで、毛が生えなくなるのです。

※注)これらの脱毛行為は医療行為です。

皮膚の表面は冷却ガスにより冷やされた状態で、レーザー光が照射されるので、皮膚表面は安全に保たれ、皮下にある黒い毛だけに熱が与えられるため、皮膚表面に火傷が生じることはありません。医療レーザー脱毛は安全性が確立されています。

<毛周期を捉えて脱毛>

毛には生えるサイクル「毛周期」があります。※図参照

毛周期サイクル

この毛周期に合わせてレーザー光を照射していきます。短時間に広範囲の処理ができるのがレーザー脱毛の特徴の一つ。レーザー光は皮下5㎜の毛細胞まで反応可能です。

当院の医療レーザー脱毛について

施術室

医療レーザー機器は安全性、効果が確立されている、病院でしか取り扱えない機械です。照射も医師と看護師という医療従事者に限られています。
当院では30年前より「医療針脱毛」を行っており、「医療レーザー脱毛」については約20年前に誕生した当初から行っております。
(ちなみにその頃に脱毛が終了した方もキレイな仕上がりをキープされ、喜びの声を多くいただいています)

当院では、主にレーザーをメインに減毛をはかり、レーザー光に反応しきれない毛(薄い毛など)に対しては、医療針脱毛で仕上げるというミックス脱毛が可能です。お一人毎のご希望の仕上がりグレードに合わせて結果を出せる技術があります。

当院でのレーザー脱毛における照射の進め方

例えば…

  • 黒くて太い毛ばかりの「VIO」
  • 黒くて太い毛と中間毛、薄い毛が混合している「ワキ」や「ヒザ下」
  • うぶ毛、長めの軟毛ばかりの「お腹」「胸部」「背中」「二の腕」

など、部位によって毛質が異なり、人によって生え方も様々で個人差があります。

女性のモデル

このうち、いろいろな毛質が混合している「ワキ」を例にあげて、
当院のレーザー照射のこだわりを少し紹介します。

  • まずは、黒くて太い毛を狙って…低出力で2~3回照射
  • 次に、中間毛~薄い毛を狙って…中出力で2~3回照射
  • うすーい毛を狙って…     高出力で3~4回照射

初めて脱毛をされる方の中には、薄い毛ほどすぐに効果が出ると思われている方もいらっしゃいますが、実は逆なんです。黒くて太い毛の方が効果が出やすく、早い段階で減毛していきます。

難しいのが「薄い毛」です。毛根があまり黒くなく、毛根自体が小さくて細いため毛根の伝導体としての役割が難しく、目的とする毛根の周囲にあるその製造部を破壊することができないので減りにくいのです。
機種変更や照射出力の調整を経ても、毛が残ることがありレーザー脱毛には限界もあるのです。
(これは現段階でどんなレーザー脱毛機種にも共通しています)

レーザー脱毛にある限界…。リスクと戦う当院の脱毛技術とは。

その時、出番となるのが当院で行っている「医療針脱毛」です。どんなに薄い毛でも1本ずつ処置を行うので確実に減毛ができて永久的な脱毛仕上げが望めます。
また、近年レーザー脱毛で問題となっているのが、毛の「硬毛化(こうもうか)」です。レーザー脱毛することで逆に毛が太く濃くなっていく現象です。

腕の施術風景

また、当院では、できるだけ硬毛化が起こらないよう、当院医師を中心に照射技術を研究し駆使しています。
最終的に、「医療針脱毛」で残った毛や硬毛化した毛を仕上げことができる技術がありますのでご安心ください。

“毛がなくならないまま”だったり、“硬毛化が起きても手段がなく放置”ということがありません。

機種の医療レーザー。適切な機種を選択し脱毛を行っています。

アレキサンドライトレーザー(ジェントルレーズプロ)

体毛に効果的な「ジェントルレーザーPRO」

アレキサンドライトレーザー(ジェントルレーズ)

体毛に効果的な「ジェントルレーザーMAX」

ダイオードレーザー(ライトシェア)

仕上げる段階に有効で、かつ薄い毛から濃い毛まで対応できる
「ダイオードレーザー」

ヤグレーザー(ジェントルヤグ)

体毛根の深いヒゲや深い毛根部まで蓄熱できる「YAGレーザー」という特徴の異なるレーザーで部位や毛質に合わせて、毎回使う機種を選択しています。

医療レーザーといっても、いろいろな機種があります。
当院の医療脱毛技術は全国的にも有名で、当院医師の元へ多くの脱毛レーザー機種のメーカーからレーザー機種がデモ機として集まります。それら様々な機種を医師のもとで長年試し、研究して参りました。その中で厳選した4機種を用いて使い分けています。

毛周期サイクル

医療レーザー脱毛はどこで行っても同じ…と思っていませんか?

あまり知られていないのですが、実は照射の方法は様々あり、照射する看護師の経験・知識により減毛する効果も変わってきます。4機種あるから減毛する、というわけでもなく、多種多様な皮膚の色や毛質、照射後の炎症状態などを見極め、それぞれの段階や再毛状態に合わせて出力調整を行うことも大切です。
つまり、脱毛の機械は同じでも結果は同じではなく、照射する人の技術の程度によって、効果に差が生じるということなのです。

医療レーザー脱毛のポイントとは?

医療レーザー脱毛のポイントになるのは、脱毛していく時の段階(再毛状態)に応じての調整・機種選択・技術です。
照射出力を上げれば上げるほど効果が高まりますが、安全面への配慮が重要です。専門的な知識のある医師の指示のもと、医療従事者が照射することが大切です。

スタッフとの打ち合わせ

当院には医療レーザー機器に詳しく、学会で講演を行う複数名の専門医がおり、
医師と看護師が定期的に勉強会を重ね常に技術の研さんを行っています。

レーザー脱毛20年に渡る多くの症例と豊富な経験をもとに、オリジナルメソッドでレーザー脱毛を行っています。